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![SDGsとは?谷口たかひさ氏に聴いた未来のために今始めたい3つのこと](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/SDGs-マーク-750x450.png)
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略。(読み方:サステナブル デベロップメント ゴールズ)
「誰も置き去りにしない」という理念のもと、貧困や格差をなくし、持続可能な社会を実現するために2030年までに世界が取り組むべき行動目標です。
![はる](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/ABC-プロフ-1.png)
SDGsのマークを見たり、聞いたりしますが、内容はよくわかっていませんでした。
環境活動家の話を聴けば何かわかるかと思い、谷口たかひささんの講演会に行ってきました。
谷口たかひささんは、2019年にドイツで気候危機の問題を知り、「みんなが知れば必ず変わる」をモットーに活動していて、現在は日本各地で講演会(2年間で1000回)をしています。2021年には、国連総会でスピーチと司会もしています。
![はる](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/ABC-プロフ-1.png)
講演会では、SDGsの中でも気候危機と海のごみ問題の話でした。
とても大切なお話で、多くの人に知ってほしいです。
今、地球が大変なことになっているのを知ってますか?
夏の高温やゲリラ豪雨、台風、大雨、大雪、国内ニュースになっていますね。
これは日本だけではなく、世界中で気候危機が起きています。
![雷と都市](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/806a8b9aa5850d7017587b1f56582bca_t.jpeg)
このままだと地球全体の平均気温が上がり、将来町が水没してしまったり、干ばつで植物が育たなくなって、食糧が足りなくなるかもしれません。
問題があまりに大きすぎて、どうしたらいいのかわからない。
個人でどうにかできる問題じゃない。
政府や企業がなんとかすればいい。
こう思う人もいるでしょう。でも私達ひとり、ひとりにできることはあります。今ならまだ間に合います。
この記事を読んでわかること
・気象の危機は世界中で起きていて、食糧問題や世界の平和にも関係している
・環境問題について「みんなが知る」「つながる」政府、企業、メディアに「意思表示をする」のが大事
・未来の子ども達の幸せのために、省エネ・ごみを減らす・公共交通機関を使う・意思表示をする
SDGsって何?子どもの未来を守る活動
![SDGsのイメージ](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/SDGs-マーク-e1648468281437.png)
SDGsの17のゴールとは
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実施しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 働きがいも、経済成長も
- 産業と技術革新の基礎を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任、つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
公益財団法人 日本ユニセフ協会 「SDGs 17の目標」
気象危機の問題が解決するまで「子どもを産まない」宣言
![妊婦さんのお腹](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/YOU86_ninpusan.jpg-e1648363272331.webp)
SDGsの17のゴールのうちで地球環境に関するのは、12 つくる責任~15 陸の豊かさ
貧困や福祉の問題も大事ですが、地球の気象危機の問題を解決しなければ、地球に住めなくなるかもしれません。
すでに世界では、若い人が活動を始めています。
世界の16〜25才の女性のうち40%が「子どもを産まない」宣言をしています。
「気候変動の問題が解決するまでは子どもを産みたくない」
なぜなら、地球が快適な場所ではなくなるから。
気候変動は、世界中で起きている
![雷と都市](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/806a8b9aa5850d7017587b1f56582bca_t.jpeg)
地球温暖化によって、気候変動が世界中で起きています。
大気中の二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンガスの出る量が多すぎて、地球表面の熱がこもってしまっている状態です。
地球温暖化と言われています。
地球温暖化で世界中で気象危機が起きています。
- ゲリラ豪雨
- 大型台風
- 竜巻
- 大雪
- 干ばつ
- 北極や南極の氷がとける
温暖化で町が水没
北極や南極の氷がとけて、海面上昇が起きます。
島や低い土地は水没してしまうかも。
南太平洋にある「ツバル」は水没してしまう国と聞いたことがありませんか?
イタリアのベネチアや東京の一部も、水没の可能性があるといわれています。
高温で自然と山火事が起きる
気温が上昇すると自然発火が起きて山火事になります。
オーストラリアの山火事でコアラが絶滅しそうになっています。
コアラだけではありません。
他の野生の動植物も絶滅しそうになっています。
カナダは世界でも寒い国なのに、異常熱波でリットンという小さな町で気温が49.6℃まで上がったそうです。
日本でも夏になると、最高気温がニュースになってますね。
台風や洪水の被害も増えています。
平和じゃない社会になる
![](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/e113d933de15565f413bef376196537e_t.jpeg)
気候変動で町が水没してしまったり、暑すぎて住めなくなってしまったりするだけではありません。
農業や畜産、漁業にも影響がでます。
植物が育たなくなったら、人も家畜も食べ物がなくなります。
物がなくなると、値段が上がり、争奪戦もあり得ます。
コロナでトイレットペーパーが不足して行列ができました。
同じように食糧が不足するかもしれません。
物価が上がれば、低所得者はますます生活に困ります。
貧富の格差がさらに広がります。
SDGsの
1貧困をなくそう
2飢餓をゼロに
が実現できなくなります。
プラスチック問題
12 つくる責任、つかう責任
![ペットボトル](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/petIMGL5659.jpg-e1648362929568.webp)
「マイクロプラスチック」問題
「マイクロプラスチック」問題を知ってますか?
マイクロプラスチックとは直径5mm以下の小さなプラスチック片。
これが海産物や飲料水の中にあり、知らないうちに人が食べている量は1年間にクレジットカード1枚分だと言われています。
2050年、海の中は魚よりごみの量が多くなると言われています。
ごみの多くは、プラスチックごみや漁業の網など。
ペットボトルやレジ袋などポイ捨てされたプラスチックごみ
川や海の漁業用の網や道具
風に飛ばされた建築資材
猫やカラスに荒らされたごみ置き場のごみ
それらは風に飛ばされ下水や川から海に流れつきます。
それを海の生き物が食べたり、体に巻き付いてしまう事故がおきています。
海の中でプラスチックは自然に分解されず、少しずつ小さくなりマイクロプラスチックになります。
マイクロプラスチックはエサと一緒に魚の口に入り、その魚を別の大きな魚が食べます。
それを繰り返して、人にまで届きます。
体に入ったマイクロプラスチックがそのまま出れば、問題はありません。
しかし少しずつ体内にたまってしまうと、悪い影響が考えられます。
女性の乳がんが増えたり、男性の精子が減少したり異常が増えたりします。
プラスチックの問題を解決するには、プラスチックごみを増やさないことです。
マイバックの持参が求められ、お店でプラスチックのストローを紙や他の素材に替えているのはこのためです。
「沈黙は容認」
気候変動問題の解決は、個人が関心をもって行動すること。
世界的な気候変動、プラスチックごみの問題を解決するには、政府や企業の大きな力が必要です。
そして政府や企業、メディアを動かす力を持っているのは、私たちです。
講演会の中で谷口さんは「沈黙は容認」と言ってました。
私たちにできることの1つ「みんなが知る」。
「知る」ことは大事ですが、「知る」だけでは足りないのです!
「知って」「つながる」「意思表示する」つまり、知っているだけで行動しないと意味がありません。
知っているのに何も行動しなかったら、知らないことと同じです。
未来の子ども達のために今できること
![元気な子](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/6d23b6418ca25cda26b3947fd613f7c8_t.jpeg)
- 私たちが今すぐできること
- 省エネ
ごみを減らす
なるべく公共の交通機関を使う
政府やメディアに意思表示する
省エネ
![風力発電](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/59af6585689cd39747631baea5a173c3_t.jpeg)
省エネは、節電や節水。
電気のムダ使いをしない。再生可能エネルギーを使う。
これは家の光熱費を抑えることができるので、どんどんやりましょう!
ごみを減らす
![マイボトル](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/08bce9d3c2cecb074d829f78c3b6717c_t.jpeg)
ごみは燃やすと二酸化炭素がでるので、温暖化に関係します。
ごみを出さない、食べ物を捨てないなどですね。
ポイ捨てもやめて、外出時に出たごみも持ち帰り、川や海へ流れないようにしましょう。
公共の交通機関を使う
![野原にある自転車](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/cc951406a3f2a8d49e895f7ec97a6929_t.jpeg)
地域によっては難しいですね。
でも天気のいい日は車ではなくて、自転車や歩いて移動などは健康にもいいですね。
政府やメディアに意思表示
政治家は、当選するために有権者の話をききます。
多くの有権者が環境問題に関心を寄せれば、政治家も無関心ではいられません。
企業は、消費者が欲しい物を商品として売ります。
環境のことを考えた企業の商品を買いましょう。
買うことは、選挙で投票することと同じです。
買って応援するとは、その企業を支持していることです。
多くの人が環境に配慮した商品を買えば、買ってもらうために多くの企業もそういう商品を作ります。
メディアは、視聴率を気にします。
視聴者がみたいものをメディアは番組にして放送します。
みたいものを選ぶことは買って応援することと同じです。
環境活動で幸せになれる
![四つ葉のクローバー](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/9b6a917f6634aaaa43df477067871f66_t.jpeg)
毎日のように環境問題の講演会をしている谷口さんは、なぜこの活動をしているのかと聞かれるそうです。
精神科医の研究でわかっているのは、
「人の役に立つ行動をとると、脳内物質のセロトニン、オキシトシンが出て人は幸せを感じる」
環境活動も人のため、地球のため。
その活動していると幸せを感じるそうです。
だから続けられる。
今幸せを感じたいと思ったら、人の役に立つことをしてみてはどうでしょう。
落ちているごみを拾ったり、電車やバスで席を譲ったり。
恥ずかしい気持ちと一緒にあたたかい気持ちになれますよ。
私たちが気候の危機を阻止できる最後の世代
![はる](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/ABC-プロフ-1.png)
女性が子どもを産み、育てる。
自分の子どもや孫が安心して暮らせる地球。
当たり前だと思っていました。
ところが今のままだと、地球の環境は悪くなる一方。
私たちが気候の危機を阻止できる、最後の世代になっていました。
この事実を知った若い女性たちは、子どもを産まない宣言しています。
地球環境の危機は、すでに起きています。
- 読んでくださったあなたができること
- 「知らせる」「つながる」「意思表示をする」
![はる](https://yasaisukisuki.com/wp-content/uploads/ABC-プロフ-1.png)
「谷口たかひさ」さんの講演会で気候変動に関する話を聴き、自分にできることをしようと、これを書きました。
もしこれを読んで、興味・関心がわいたら、「谷口たかひさ」さんの講演会に足を運んでみてください。
毎日、日本のどこかで講演会をしているそうです。