SDGsとは?谷口たかひさ氏に聴いた未来のために今始めたい3つのこと

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SDGsとは?谷口たかひさ氏に聴いた未来のために今始めたい3つのこと

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略。(読み方:サステナブル デベロップメント ゴールズ)
「誰も置き去りにしない」という理念のもと、貧困や格差をなくし、持続可能な社会を実現するために2030年までに世界が取り組むべき行動目標です。

はる
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SDGsのマークを見たり、聞いたりしますが、内容はよくわかっていませんでした。
環境活動家の話を聴けば何かわかるかと思い、谷口たかひささんの講演会に行ってきました。

谷口たかひささんは、2019年にドイツで気候危機の問題を知り、「みんなが知れば必ず変わる」をモットーに活動していて、現在は日本各地で講演会(2年間で1000回)をしています。2021年には、国連総会でスピーチと司会もしています。

はる
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講演会では、SDGsの中でも気候危機と海のごみ問題の話でした。

とても大切なお話で、多くの人に知ってほしいです。

今、地球が大変なことになっているのを知ってますか?
夏の高温やゲリラ豪雨、台風、大雨、大雪、国内ニュースになっていますね。
これは日本だけではなく、世界中で気候危機が起きています。

雷と都市

このままだと地球全体の平均気温が上がり、将来町が水没してしまったり、干ばつで植物が育たなくなって、食糧が足りなくなるかもしれません。

問題があまりに大きすぎて、どうしたらいいのかわからない
個人でどうにかできる問題じゃない。
政府や企業がなんとかすればいい。

こう思う人もいるでしょう。でも私達ひとり、ひとりにできることはあります。今ならまだ間に合います。

この記事を読んでわかること

・気象の危機は世界中で起きていて、食糧問題や世界の平和にも関係している

・環境問題について「みんなが知る」「つながる」政府、企業、メディアに「意思表示をする」のが大事

・未来の子ども達の幸せのために、省エネ・ごみを減らす・公共交通機関を使う・意思表示をする

SDGsって何?子どもの未来を守る活動

SDGsのイメージ

SDGsの17のゴールとは

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実施しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも、経済成長も
  9. 産業と技術革新の基礎を作ろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう


公益財団法人 日本ユニセフ協会 「SDGs 17の目標」

気象危機の問題が解決するまで「子どもを産まない」宣言

妊婦さんのお腹

SDGsの17のゴールのうちで地球環境に関するのは、12 つくる責任~15 陸の豊かさ

貧困や福祉の問題も大事ですが、地球の気象危機の問題を解決しなければ、地球に住めなくなるかもしれません。
すでに世界では、若い人が活動を始めています。

世界の16〜25才の女性のうち40%「子どもを産まない」宣言をしています。
「気候変動の問題が解決するまでは子どもを産みたくない」
なぜなら、地球が快適な場所ではなくなるから。

気候変動は、世界中で起きている

雷と都市

地球温暖化によって、気候変動が世界中で起きています。
大気中の二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンガスの出る量が多すぎて、地球表面の熱がこもってしまっている状態です。
地球温暖化と言われています。

地球温暖化で世界中で気象危機が起きています。

  • ゲリラ豪雨
  • 大型台風
  • 竜巻
  • 大雪
  • 干ばつ
  • 北極や南極の氷がとける

温暖化で町が水没

北極や南極の氷がとけて、海面上昇が起きます。

島や低い土地は水没してしまうかも。
南太平洋にある「ツバル」は水没してしまう国と聞いたことがありませんか?

イタリアのベネチアや東京の一部も、水没の可能性があるといわれています。

高温で自然と山火事が起きる

気温が上昇すると自然発火が起きて山火事になります。

オーストラリアの山火事でコアラが絶滅しそうになっています。
コアラだけではありません。
他の野生の動植物も絶滅しそうになっています。

カナダは世界でも寒い国なのに、異常熱波でリットンという小さな町で気温が49.6℃まで上がったそうです。
日本でも夏になると、最高気温がニュースになってますね。

台風や洪水の被害も増えています。

平和じゃない社会になる

気候変動で町が水没してしまったり、暑すぎて住めなくなってしまったりするだけではありません。

農業や畜産、漁業にも影響がでます。

植物が育たなくなったら、人も家畜も食べ物がなくなります。
物がなくなると、値段が上がり、争奪戦もあり得ます。

コロナでトイレットペーパーが不足して行列ができました。
同じように食糧が不足するかもしれません。

物価が上がれば、低所得者はますます生活に困ります。
貧富の格差がさらに広がります。

SDGsの
1貧困をなくそう
2飢餓をゼロに
が実現できなくなります。

プラスチック問題

12 つくる責任、つかう責任

ペットボトル

「マイクロプラスチック」問題

「マイクロプラスチック」問題を知ってますか?
マイクロプラスチックとは直径5mm以下の小さなプラスチック片
これが海産物や飲料水の中にあり、知らないうちに人が食べている量は1年間にクレジットカード1枚分だと言われています。

2050年、海の中は魚よりごみの量が多くなると言われています。
ごみの多くは、プラスチックごみや漁業の網など。

ペットボトルやレジ袋などポイ捨てされたプラスチックごみ
川や海の漁業用の網や道具
風に飛ばされた建築資材
猫やカラスに荒らされたごみ置き場のごみ

それらは風に飛ばされ下水や川から海に流れつきます。

それを海の生き物が食べたり、体に巻き付いてしまう事故がおきています。

海の中でプラスチックは自然に分解されず、少しずつ小さくなりマイクロプラスチックになります

マイクロプラスチックはエサと一緒に魚の口に入り、その魚を別の大きな魚が食べます。
それを繰り返して、人にまで届きます。

体に入ったマイクロプラスチックがそのまま出れば、問題はありません。
しかし少しずつ体内にたまってしまうと、悪い影響が考えられます。
女性の乳がんが増えたり、男性の精子が減少したり異常が増えたりします。

プラスチックの問題を解決するには、プラスチックごみを増やさないことです。
マイバックの持参が求められ、お店でプラスチックのストローを紙や他の素材に替えているのはこのためです。

「沈黙は容認」

気候変動問題の解決は、個人が関心をもって行動すること。

世界的な気候変動、プラスチックごみの問題を解決するには、政府や企業の大きな力が必要です。

そして政府や企業、メディアを動かす力を持っているのは、私たちです。

講演会の中で谷口さんは「沈黙は容認」と言ってました。

私たちにできることの1つ「みんなが知る」

「知る」ことは大事ですが、「知る」だけでは足りないのです!
「知って」「つながる」「意思表示する」つまり、知っているだけで行動しないと意味がありません
知っているのに何も行動しなかったら、知らないことと同じです。

未来の子ども達のために今できること 

元気な子


私たちが今すぐできること
省エネ
ごみを減らす
なるべく公共の交通機関を使う
政府やメディアに意思表示する


省エネ

風力発電

省エネは、節電節水
電気のムダ使いをしない。再生可能エネルギーを使う。
これは家の光熱費を抑えることができるので、どんどんやりましょう!

ごみを減らす

マイボトル


ごみは燃やすと二酸化炭素がでるので、温暖化に関係します。
ごみを出さない食べ物を捨てないなどですね。

ポイ捨てもやめて、外出時に出たごみも持ち帰、川や海へ流れないようにしましょう。

公共の交通機関を使う

野原にある自転車


地域によっては難しいですね。
でも天気のいい日は車ではなくて、自転車や歩いて移動などは健康にもいいですね。

政府やメディアに意思表示

政治家は、当選するために有権者の話をききます。
多くの有権者が環境問題に関心を寄せれば、政治家も無関心ではいられません。

企業は、消費者が欲しい物を商品として売ります。
環境のことを考えた企業の商品を買いましょう。


買うことは、選挙で投票することと同じです。
買って応援するとは、その企業を支持していることです。
多くの人が環境に配慮した商品を買えば、買ってもらうために多くの企業もそういう商品を作ります。

メディアは、視聴率を気にします。
視聴者がみたいものをメディアは番組にして放送します。
みたいものを選ぶことは買って応援することと同じです。

環境活動で幸せになれる

四つ葉のクローバー

毎日のように環境問題の講演会をしている谷口さんは、なぜこの活動をしているのかと聞かれるそうです。

精神科医の研究でわかっているのは、
「人の役に立つ行動をとると、脳内物質のセロトニン、オキシトシンが出て人は幸せを感じる」

環境活動も人のため、地球のため。
その活動していると幸せを感じるそうです。
だから続けられる

今幸せを感じたいと思ったら、人の役に立つことをしてみてはどうでしょう。
落ちているごみを拾ったり、電車やバスで席を譲ったり。
恥ずかしい気持ちと一緒にあたたかい気持ちになれますよ。

私たちが気候の危機を阻止できる最後の世代

はる
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女性が子どもを産み、育てる。
自分の子どもや孫が安心して暮らせる地球。
当たり前だと思っていました。

ところが今のままだと、地球の環境は悪くなる一方。
私たち気候の危機を阻止できる、最後の世代になっていました。

この事実を知った若い女性たちは、子どもを産まない宣言しています。

地球環境の危機は、すでに起きています。

読んでくださったあなたができること
「知らせる」「つながる「意思表示をする」
はる
はる

「谷口たかひさ」さんの講演会で気候変動に関する話を聴き、自分にできることをしようと、これを書きました。

もしこれを読んで、興味・関心がわいたら、「谷口たかひさ」さんの講演会に足を運んでみてください。
毎日、日本のどこかで講演会をしているそうです。

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